「また国内旅行か…正直ちょっと飽きてきた」
そう思ったことはありませんか?
観光が好きであちこち出かけてきたものの、気づけばどこに行っても似たような景色やグルメ、観光名所ばかり。
最初は感動した旅も、回数を重ねるごとに新鮮味が薄れてしまい、「国内旅行はもう飽きた」と感じてしまう人は少なくありません。
しかし、国内旅行の魅力はまだまだ奥深く、視点を少し変えるだけで旅の面白さは再び輝きを取り戻します。
本記事では、旅行記事を10年以上執筆し、全国200か所以上を取材してきた筆者が、「飽きた」を解消する新しい旅のスタイルを具体的にご紹介します。
次の休日、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ「国内旅行に飽きた」と感じてしまうのか?
国内旅行好きの人でも「飽きた」と感じる瞬間があります。
理由は大きく3つあります。
1.有名観光地を一通り訪れたから
京都、沖縄、北海道など、いわゆる“王道スポット”は一度は訪れたことがある人が多いでしょう。
しかし二度三度行くと、新鮮味が薄れてしまいます。
2.どこに行っても似たような体験になるから
温泉地では浴衣を着て街歩き、観光地ではご当地グルメ、夜は定番のお土産ショッピング。
パターン化した旅行スタイルは、知らず知らずのうちに飽きを感じさせます。
3.SNS映え重視の旅に疲れたから
写真映えする景色を求めて訪れたものの、同じような写真を撮って終わり。
帰ってから見返すと、「結局どこへ行っても同じだったな」と感じる人も多いのです。
例えば、京都を三度目に訪れる人は「また清水寺?また抹茶スイーツ?」と感じることがあります。
もちろん魅力的な街ですが、同じ観光スタイルだとどうしてもマンネリ化してしまいます。
つまり「国内旅行に飽きた」と思うのは自然なこと。
大切なのは、旅のスタイルを変えることです。
飽きたと感じた時におすすめの「新しい旅のスタイル」

ここからは、飽きを打破するための具体的な旅のスタイルをご紹介します。
体験型の旅(作る・参加する)
観光するだけでなく「体験する」ことで、国内旅行の飽きを解消できます。
体験型の旅では、受け身の観光ではなく自ら参加するので、より深い思い出になります。
・沖縄でシーサー作り体験
・北海道でチーズ作りや農業体験
・京都で和菓子づくりや茶道体験
観光地を「見る」から「作る」へと切り替えるだけで、旅の印象は全く変わります。
「国内旅行は飽きた」と感じている人ほど、体験型は新鮮に映るでしょう。
テーマを決めた旅
旅にテーマを設定すると、行き慣れた場所でも新しい発見があります。
「場所」ではなく「テーマ」に軸を置くと、視点が変わるからです。
・美食テーマ:「ご当地ラーメン巡り」「B級グルメ制覇」
・歴史テーマ:「戦国武将ゆかりの地巡り」「古城めぐり」
・自然テーマ:「星空観察」「絶景巡り」
同じ地域でも、「京都を紅葉で訪れる旅」と「茶道体験を中心にした旅」では全く異なる印象を得られます。
テーマを決めれば、国内旅行のマンネリを簡単に打破できます。
滞在型・スロー旅行
移動ばかりせず、一つの街にじっくり滞在するスタイルです。
表面的な観光ではなく、その土地の暮らしを感じられるからです。
・長野の古民家宿でワーケーション
・瀬戸内の小島で1週間滞在
・温泉街に連泊し、地元の居酒屋や商店に通う
短時間でスポットを回る観光よりも、滞在型は「非日常」と「暮らし」の両方を味わえるのが魅力です。
時間に余裕がある人は、滞在型を選ぶことで飽きを感じにくくなります。
ニッチなスポットを攻める
王道観光地から離れたニッチな場所は、旅慣れた人にこそおすすめです。
人が少なく独自の文化や自然が残っているため、強烈に印象に残ります。
・東京都心から船で行ける小笠原諸島
・新潟県の佐渡島で金山跡を巡る
・秘湯が点在する山奥の温泉旅館
・鉄道ファンに人気の「無人駅巡り」
国内旅行に飽きた人ほど、未知のスポットは新鮮な驚きを与えてくれます。
旅行の楽しみを取り戻すための視点の変え方
「場所」よりも「体験」「出会い」「テーマ」を重視することで、国内旅行は再び楽しくなります。
有名観光地も、切り口を変えれば全く違う印象になるからです。
・京都を「紅葉観光」ではなく「茶道体験」で再訪
・札幌を「雪祭り」ではなく「地元の市場巡り」として楽しむ
・沖縄を「ビーチリゾート」ではなく「島の集落体験」として滞在
視点を変えるだけで、「国内旅行は飽きた」という感覚はあっという間に解消されます。
旅行のプロが実践している飽き防止の工夫
私はこれまで10年以上、旅行記事の執筆に携わり、200か所以上を取材してきました。
その経験から実感している、飽きを防ぐ工夫を3つ紹介します。
1.毎回テーマを設定する
「今回は温泉グルメ旅」「次回は歴史旅」と目的を変えることで、行き先選びがワクワクします。
2.2泊以上の滞在を意識する
短期観光より、2泊以上滞在すると「暮らし」に触れる体験ができ、記憶に残りやすいです。
3.地元の人におすすめを聞く
観光サイトに載っていない場所やグルメは、地元の人しか知らないことが多いです。旅の楽しみを一気に広げてくれます。
旅行便利アイテムについては「旅行がもっと快適に!スーツケース・パッキングキューブ・モバイルバッテリー徹底レビュー」で紹介しています。
まとめ
「国内旅行に飽きた」と感じるのは、決してあなただけではありません。
王道観光地や定番の旅行スタイルは、回数を重ねれば誰でもマンネリを感じるものです。
しかし、体験型・テーマ型・滞在型・ニッチスポットといった新しい旅のスタイルを取り入れることで、旅のワクワクは簡単に取り戻せます。
旅行は「どこへ行くか」ではなく「どう楽しむか」が重要です。
次の休日はぜひ、これまでとは違う視点で国内旅行に出かけてみてください。
きっと、「飽きた」どころか「まだまだ行きたい!」と感じられるはずです。